クロムの効果 血糖値改善と飲み方の注意点について

クロムの効果-血糖値改善と飲み方の注意点_サプリメントナビ

クロム」という栄養素の名前を、みなさん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
身体にとって必要不可欠な栄養素ですが、そのクロムは体内でどのように働いているかご存知ですか?

クロムは身体の代謝機能を支える栄養素で、糖尿病や生活習慣病の予防には欠かせない存在です

近年は日本人のクロムが不足しやすい傾向にあると指摘されており、サプリメントなどでクロムを補う方も多いようです。

クロムのサプリメントやその効果について知り、上手にクロムを活用しましょう。

必須ミネラル「クロム」とは

クロムとは身体にとって必要不可欠な必須ミネラルの一つ。
必須と呼ばれる栄養素ではありますが、必要量がごく微量なことと、多くの食品に含まれていることから、クロムが欠乏することはあまりないとされています。

ところが現代の生活スタイルはクロムを消耗しやすく、食品そのものに含まれるクロムの量が減少してきていることもあって、より意識してクロムを摂取する必要があります。
クロムの働きを理解し、身体に適切にクロムを与えてあげましょう。

クロムの働き・効果

クロムは糖尿病や生活習慣病を予防したい方、コレステロール値が気になる方にとって必要不可欠な栄養素です。

あらゆる成分の代謝に関わる栄養素

クロムは体内で、糖質や結合組織、コレステロールやたんぱく質の代謝に関わっています。
これらの成分がスムーズに代謝されるためにも、クロムは欠かせません。

インスリンをサポートし、血糖値をコントロール

クロムはインスリンの働きをサポートする作用があります。

インスリンは血糖値を調整する成分です。
この働きのバランスが崩れると、糖尿病に陥りやすくなってしまいます。

吸収率の低さが大きな弱点

クロムは必要量が微量であり、あらゆる食品に含まれています。
欠乏する心配はほとんどないとされていますが、実はクロムには大きな弱点があります。

それは、クロムは吸収力が非常に低いという点です。

クロムを消耗しやすい現代社会において、クロムの吸収率の低さはクロム不足を招く要因になります。
クロムが不足すると、クロムによってサポートされていたインスリンの働きが不十分になり、血糖値が上がりやすくなってしまいます。
血糖値の上昇は、糖尿病や高血圧、動脈硬化など恐ろしい病気のきっかけとなります。
お子さまの場合、クロムが支えていた代謝機能の衰えによって、成長に影響が出ることもあるのです。

クロムの不足が心配、生活習慣病を予防したい、という方は、サプリメントによってクロムを補うのがオススメです。

クロムのサプリメントの悪影響は?

クロムは身体に必要不可欠な栄養素であるため、クロムそのものが身体に悪影響を与えることはまずありません。
さらにクロムは先ほど述べたように吸収率が低いため、一時的に過剰に摂取してしまっても不要な分は排出される傾向にあります。

ただしサプリメントについては注意が必要です。
というのもクロムのサプリメントの多くは、クロムの吸収率がより高くなるよう加工されています。
吸収率の低さがネックとなるクロムにおいてはありがたいことですが、裏を返せば、クロムのサプリメントは過剰摂取を招きやすいという面もあるのです。

長期間サプリメントによって過剰摂取を続けた場合、クロム過剰症を引き起こしてしまう可能性もあります。

クロムをサプリメントで摂取する際は、用法・容量を守り、過剰摂取にならないよう十分注意しましょう。

豆知識:クロムには2種類ある?

実はクロムには2種類あることをご存知ですか?
一つは三価クロム、もう一つは六価クロムと呼ばれるものです。

三価クロムは今まで説明してきた通り、栄養素として身体に取り込まれるクロムのこと。
六価クロムは金属のメッキ加工などに使用するものです。

六価クロムは人体に対する有毒性が高く、発がん性すら確認されている成分です。
同じクロムかつ似たような名前ですが、そこには大きな差があるのです。
通常サプリメントに含まれているのは三価クロムなので安心してくださいね。

クロムが含まれる食品

クロムは非常に多くの食品に含まれています。
肉であれば一般的な鶏・豚・牛にも豊富ですし、野菜やナッツなどにも十分含まれている栄養素です。

そんな中でも、特にクロムを多く含んでいる食品があります。

クロムを含む食品代表は「海藻」!

クロムを含む食品の代表は海藻です。
海苔であれば青のり、焼きのり、干しのりにもまんべんなく含まれており、ヒジキや昆布にもクロムは豊富です。
海藻だけでなく魚介にもクロムは多く含まれています。

クロムを摂ろうと思ったら、まずは海の幸! と考えると良いでしょう。

穀物なら断然「蕎麦」

海藻についでクロムの含有量が高いのが穀物です。
その中でも蕎麦はかなり高い含有量を誇ります。

その他の穀物にもクロムは含まれていますが、クロムは精製されると失われてしまうという特徴があります。
穀物からクロムを摂取したい場合は、玄米小麦胚芽など、精製されていないものを選ぶと良いでしょう。

食品から失われつつあるクロム

実は食品に含まれるクロムの量は、年々減少しつつあります。
効率化のため狭い土壌に集中して作物を植えたり、農薬や化学肥料の使用によって、食物を育てる土壌のミネラル分が減少していっているのです。

現代は特にクロムを消耗しやすい生活スタイルです。
現代の脂質や多量な炭水化物がメインの食生活は、代謝のためにより多くのクロムが必要となります。

身体はクロムを消耗しやすく、食物からはクロムが減少しつつあるという悪循環が、日本人を全体的なクロム不足へと導いているのです。

吸収率が良くなるよう加工されたサプリメントを取り入れることは、健康維持のためには決して行き過ぎた対策ではありません。

クロムを食品で摂取するメリット

とはいえ、クロムを食品から摂取しようとすることには大きなメリットがあります。

クロムを含む食品は、そのほかにも多くのミネラルやビタミンを含んでいます。
食品からクロムを摂取することで、サプリメントでは得られない豊富な種類の栄養素も同時に摂取できるのです。

また、美味しい食事を楽しむことは、クロムの消費量を抑えることに繋がります。
クロムはストレスによっても消耗されてしまう栄養素です。
「おいしい」「楽しい」と感じながら食事を楽しむことでストレスを緩和し、クロムの余計な消耗を回避することができます。

こんな人にクロムのサプリメントがオススメ

身体の代謝を支えるクロムはあらゆる人に必要不可欠な栄養素ですが、以下の方には特にクロムのサプリメントがオススメです。

生活習慣病を予防したい人

糖質やコレステロール、たんぱく質などの代謝に必須のクロムは、生活習慣病の予防には欠かせません。
特にインスリンの働きにも関わっているため、糖尿病の予防にはクロムは必須です。

最近健康診断の数値が思わしくない……という方は、サプリメントなどで意識してクロムを取り入れてみてはいかがでしょうか。

ダイエットしたい人

クロムは代謝を支える栄養素です。
クロムを適正に補うことで、体内の代謝が整い、痩せやすい体質に近づきます。

部分痩せなどはあまり期待できませんが、身体の痩せる力を底上げしたい! という方にはクロムのサプリメントはオススメです。

クロムを摂取する時の注意

現代の生活では不足しやすい傾向にあるクロムは、サプリメントで補うのがオススメです。
しかし食品から自然に補うのとは違い、クロムのサプリメントを飲む際はいくつか注意すべき点があります。

サプリメントによるクロムの過剰摂取に気をつけて!

クロムは吸収率が低いため、基本的に過剰摂取になることはありません。
一度多量に摂取してしまったとしても、不要な分はほとんどが体外に排出されます。

ですがクロムのサプリメントのほとんどは、吸収率が高くなるよう加工されています。
含有率も食品に比べて高いため、過剰摂取となってしまう可能性が高いのです。

特に海外のサプリメントは日本人向けに作られていないため、過剰摂取に至る可能性が高くなります。
クロムのサプリメントを購入する時は、できるだけ日本産のものを選ぶと良いでしょう。

サプリメントによるクロムの過剰摂取が続いた場合、クロム過剰症という深刻な症状を招くことがあります。
肝障害などに至る可能性もあるため、クロムの過剰摂取は厳禁です。

サプリメント服用中に腹痛、嘔吐、げりなどの症状が出た場合は、過剰摂取となっている可能性があります。
これらの症状が出た時は、摂取を中断したり量を減らすなどして様子を見るようにしましょう。

クロムの1日の摂取目安量

クロムを過剰摂取しないためにも、クロムの摂取目安量を把握しておく必要があります。
以下の目安量を大きく超えての摂取は避けるようにしましょう。

お子さま
・0~6ヵ月:0.2mcg
・7~12ヵ月:5.5mcg
・1~3歳:5.5mcg
・4~8歳:15mcg

男性
・9~13歳:25mcg
・14~50歳:35mcg
・51歳以上:30mcg

女性
・9~13歳:21mcg
・14~18歳:24mcg
・19~50歳:25mcg
・51歳以上:20mcg

Ⅱ型糖尿病患者
・200~1000mcgを一日の間に分割して摂取

※mcg=マイクロミリグラム

こんな人はクロムの摂取に注意

糖尿病を治療中の人

糖尿病を治療中の方は、クロムを摂取することで血糖値が下がりすぎてしまうことがあります。
クロムのサプリメントを取り入れる前に、必ず医師に相談するようにしてください。

肝臓・腎臓に疾患がある人

クロムを摂取しすぎた場合、疾患が悪化する可能性があります。
クロムのサプリメントなどの使用はできるだけ避けた方がよいでしょう。

妊娠中・授乳中の人

妊娠中・授乳中の方は、クロムのサプリメントを取り入れる前に、必ず専門家や医師に相談するようにしてください。
思わぬ成分が母体とお子さまに悪影響を与える可能性があります。

他の医薬品・サプリメントを使用している人

すでに他の医薬品やサプリメントを使用している方は、併用の前に医師や専門家に相談するようにしましょう。
クロムを含むサプリメントは多いため、併用することで気づかないうちに過剰摂取となる可能性があります。

クロムの効果の科学的根拠

Ⅱ型糖尿病患者に対する実験

Ⅱ型糖尿病患者を対象に行われた実験で、患者にクロムシステイン化合物を摂取させたところ、インスリンと酸化ストレスが減少し、インスリン抵抗性が改善されました。
この実験によって、クロムはⅡ型糖尿病予防の効果が期待できることが明らかになりました。

糖尿病の動物に対する動脈硬化予防効果の実験

糖尿病の動物を対象に行われた実験で、動物にピクリン酸クロムを体重1kgあたり1mgずつ与えたところ、LDLコレステロールとVLDLコレステロールの量が改善され、総コレステロール/HDLとHDL/LDLのバランスが改善されました。
この実験によって、クロムは動脈硬化の予防効果を持っていることが示唆されました。

糖尿病の動物に対する腎臓保護作用の実験

糖尿病の動物を対象に行われた実験で、動物にピクリン酸クロムとヒスチジン酸クロムを与えたところ、肝臓の炎症関連物質の増加が抑制されました。
この実験によって、クロムは腎臓を保護する作用を持っていることが示唆されました。

クロムのサプリメントは飲み合わせに注意

ミネラルであるクロムは、他の栄養素のサプリメントと飲み合わせることで相乗効果が期待できます。
例えば亜鉛はクロムと同様インスリンに対して働きかけるため、同時に摂取することでより高い効果を発揮してくれます。

ただしその分、過剰摂取にも注意が必要です。
クロムを含むサプリメントは多いため、サプリメントの飲み合わせによって、気づかないうちに何らかの成分が過剰摂取となってしまう可能性があります。

サプリメントの不安は専門家に気軽に相談

クロムのサプリメントを他のサプリメントと併用したいけれど、過剰摂取が不安……という方は、専門家に相談してみてはいかがでしょうか。
ヘルシーワンの相談窓口は、店頭・インターネットだけでなく電話でも相談を受け付けているため、いつでもサプリメントについて詳しい情報を得ることができます。

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