関節痛や関節炎の改善に良いとして、コンドロイチンは知名度の高い成分です。
コンドロイチンはムコ多糖類の一種であり、皮膚や内臓、粘膜、そして軟骨に特に多く存在します。
保水性の高さがコンドロイチンの特徴で、軟骨の水分や弾性を保ってくれているのもコンドロイチンなのです。
そのほか血管のない関節の中で血液のような役目を果たし、水や栄養を運搬したり、老廃物の排出も行っています。
人の関節にとってなくてはならない成分がコンドロイチンです。
そんなコンドロイチンですが、年齢と共に減少していくという特徴があります。
そのため、サプリメントで継続的に補うのがオススメです。
ですが長期的に飲むとなると、気になるのがその危険性や副作用ですよね。
コンドロイチンのサプリメントを摂取する時に注意すべきポイントについて見ていきましょう。
目次
コンドロイチンのサプリメント・過剰摂取はNG!
コンドロイチンに限ったことではありませんが、容量を超えたサプリメントの過剰摂取は厳禁です。
コンドロイチンそのものは問題がなくても、サプリメントに含まれる他の成分が悪影響を及ぼすことがあります。
関節痛を予防したい場合、コンドロイチンの1日の目安量は1200mgとされています。
特に海外製のサプリメントを飲む時など、1日の摂取量がこの値を大きく上回っていないか注意するようにしてください。
こんな薬とコンドロイチンの併用は特に気をつけて
サプリメントと医薬品の併用にも十分な注意が必要です。
特にワルファリンなどの抗凝固薬を飲んでいる方は、コンドロイチンを摂取しないようにしてください。
コンドロイチンは抗凝固薬の効果を高めてしまう作用があり、出血などのリスクが高くなります。
そのほかの医薬品やサプリメントと飲み合わせる前にも、医師・専門家に相談しましょう。
こんな人はコンドロイチンの摂取に注意
以下に該当する方は、コンドロイチンの摂取に注意が必要です。
・妊娠中
・手術を控えている
・ほかの医薬品、サプリメントをすでに飲んでいる
・なんらかの持病を持っている
特に持病を持っている方で、血液凝固不全や喘息のある方は厳重な注意が必要です。
症状が悪化する可能性が高くなります。
コンドロイチンに副作用はあるの?
コンドロイチンそのものに、副作用などの危険性はないのでしょうか?
コンドロイチンは体内にも存在する糖類の一種であり、天然由来の成分です。
そのため安全性は非常に高く、副作用が起きるのもごくまれとされています。
ただしこれは、過剰摂取しないのを前提とした場合です。
安全性の高い成分であっても、サプリメントの過剰摂取は避けましょう。
コンドロイチンの副作用の症状
コンドロイチンによる副作用では、以下のような症状が出る可能性があります。
・胃腸のムカつき、痛み
・吐き気
・動悸
・むくみ
・頭痛
これらの症状が出た場合、コンドロイチンが体質にあっていない可能性があります。
摂取を一時中断し、様子をみるようにしましょう。
コンドロイチンはグルコサミンと飲むのがオススメ。ただし……
関節炎や関節痛の予防・改善にコンドロイチンを飲むときは、同時にグルコサミンのサプリメントも飲むのがオススメです。
ただしサプリメントに慣れていない場合は、飲み合わせるサプリメントを自分で選ぶのではなく、専門家に相談すると良いでしょう。
慣れていない人が複数のサプリメントを選ぶと、摂取量が過剰になってしまったり、他の成分を多く摂りすぎてしまうことがあります。
特に初めてサプリメントを飲む時は、目的を伝えて専門家に選んでもらうのがオススメです。
サプリメントで重要なのは、継続して飲み続けること
過剰摂取すると悪影響が出やすいように、サプリメントは一度に大量に飲んで効果が高くなるわけではありません。
サプリメントを飲む時に重要なのは、目的にあった時間帯に飲むこと、そして継続して飲み続けることです。
コンドロイチンを飲むオススメの時間帯については、こちらの記事でご紹介しています。
吸収の効率や胃腸への負担を考えながら、自分にあった時間帯を見つけましょう。
用法・容量を守って、コツコツ継続して飲むこと。
それがサプリメントを一番活用できる飲み方です。